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2014年12月31日水曜日

セントルイスこどもの遊び場事情(前半)

ご家族を帯同されて留学を予定されている方も多いと思います。
最近、お問い合わせを頂く中にもお子様連れを予定されている方もいらっしゃいますので、セントルイスにおけるこどもの遊び場に関して簡単にまとめたいと思います。

(セントルイス在住の方には、目新しい情報はないと思います、インデックスとして使える様に再編集することが目的です。)

一度に全部は書ききれないので今回は前半ということで。

St. Louis Zoo:http://www.stlzoo.org
フォレストパーク内にある動物園。基本的には無料で、園内の動物を見て周る分には一切お金がかからない。園内にあるミニチュアトレインやエイに触れる体験など一部有料の部分もあり。小さいこども向けのChildren Zooというゾーンは、基本的には有料だが、開園後1時間は無料。全米動物園ランキングでも2位の動物園をほとんど無料で楽しめるということで、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。

大きく4つのゾーンに分かれている。科学を体験できるアトラクション、インドアプレイジム、職業体験、アート教室の4つ。1名10ドルかかる。年間パスは家族で120ドル。1つの場所にいろいろな要素が詰まっており、地元でも人気のスポット。4回以上来れば、年間パスがペイオフされるので、来場者の大半はメンバーの様子。暑い夏、寒い冬において室内で楽しめるということで、貴重な施設のひとつ。一人歩きがしっかりできるようになったら適齢期かと。立地はKirkwoodというエリア。

Science Center:http://www.slsc.org
科学博物館、年齢層はMagic Houseよりも高めかも。ただ、一部ディスカバリールーム(1名3ドル、1セッション45分)という所は、小さいお子様でも楽しめる。プラネタリウムや映画館も併設されている。駐車場代として10ドルかかるが、近くに路駐できれば無料でもいける。施設内は基本的に無料。立地は、フォレストパークの南側。

Transportation Museum:http://transportmuseumassociation.org
電車専門の博物館。入場料は1名8ドル(グルーポンで入場料とミニチュアトレインがセットになっているものの有り)。ミニチュアトレインに乗れるゾーン、昔の蒸気機関車や電車が展示されているゾーン、インドアで電車の玩具で遊べるゾーンに分かれている。乗り物好きな男の子を中心に賑わっている。注意したいのが、月曜日から水曜日はやっていないということと、日曜日は11時からオープンということ(日曜日以外は9時)。

History Museum(特別展示エリア):http://www.mohistory.org
フォレストパーク内にある歴史博物館。ミズーリ州やセントルイスの歴史が学べる施設で、大半が大人向けの展示物だが、特別展示エリアにはシーズン毎に様々な世代に向けた展示が行われる。2014年夏には小さいこども向けの遊べる施設が特別展示として入っていた。毎年あるか分からないが定期的に確認してもいいかもしれない。

後半につづく。

2014年12月28日日曜日

MBAエッセイで気をつけたいこと

年末となりビジネススクールの出願も本格化している頃かと思います。

私の所にもこの時期になると出願に関する質問も増えてきております。

スコアメイク、エッセイ、インタビューの練習等、色々やることも多い中、仕事をしながら出願準備をされている方、ご家族がいらっしゃる方、本当に苦労の絶えない時間を過ごされていると、スカイプの電話口を通じてひしひしと感じます。

自分も同じように準備をしたので、痛いほど気持ちは分かりますし、高い志を持って取り組まれている皆さんには是非がんばってもらいたいなと思っています。

エッセイでは、Why MBAとWhy Schoolについて言及する必要があります。

出願を控えたこの時期に寄せられる質問の多くはWhy Schoolについてです。

よくある質問が、「学校の売りやユニークなことはなんですか?できればエッセイに盛り込みたいんですが、、、」というものです。

この質問、いかがでしょうか?

学校の特色を探すということ自体は否定しませんが、折角なので、もう少し丁寧に質問されたほうがいいのではと思っています。

なぜならば、Why MBAで自分のキャリアの方向性を記している訳ですから、当然それに沿ったWhy Schoolがあってしかるべきで、何を学校で勉強したいか、どうやって貢献したいかが人それぞれ変わってくるからです。

必ずしも「ユニークなこと=あなたのやりたいこと」ではないと思います。

目立つことを書けばいいってもんじゃない。

また、学校のことをよく調べたことを、ただ単にアピールすればいいってもんじゃない。

(併せて、ビジネススクールの差別化を考えるのページも御覧ください)

もっとシンプルに考えて、まず自分のやりたいことを具体的に言葉に落としてみてはいかがでしょうか。そして、それを実現できるフィールドがあるのか質問すべきでしょう。

自分の軸に照らして、学校の特色を比較すれば、本当に学びたいことを学べる環境があるのか否か、見えてくるはずです。

当然、学校の名前、ランキング、ロケーションなどを考慮に入れることは否定しませんが、そんなことよりも最も大事なのは何をどうやって学ぶかということだと思います。

高い学費を払い、時間を犠牲にして、学びにいく訳ですから。

2014年12月24日水曜日

レンタカーでマヤ文明遺跡巡り

冬休み期間を活用して、マヤ文明の遺跡を見るために、メキシコを旅行しました。

この手の遺跡巡りは、ツアーが主流ですが、コスト削減にもなるし、いい経験にもなると思い、レンタカーを現地調達して巡りました。

ホテルに紹介されたレンタカー屋は、HertzやAlamoなどのメジャーどころではなく、地元資本の会社でした。

車を借りに行った時に、店主が「どこにいくんだ?」と聞くので、「チチェンイツアにいくよ」と言ったら、フレンドリーだった店主の顔が急に神妙な顔つきになり、沈黙の後、「チキンピツァ」とダジャレを言ってきました。

え?

いきなりのことで全くリアクションできず。。。

しかしながら、冗談を言う時の緩急とダジャレはメキシコも一緒かと気づいた瞬間でした。

仕事ぶりは、いい具合にいい加減で、運転できないマニュアル車を用意していたり(もちろんAT車をオーダーしてました)、それじゃ運転できないよというと、「オーケーわかったよ、代わりにいいのがあるよ」と言って、グレードあげるから10ドルくれと言ってきたり(なめんなと)。挙句の果てに、代車にいざ乗ってみたらガソリン切れそうだったりと、幸先の悪いスタートとなりました。

マヤ文明の遺跡はユカタン半島に点在しています。チチェンイツアはユカタン半島の真ん中辺にあり、トゥルムは南の海岸沿いにあります。また、遺跡の他に、セノーテというきれいな泉が点在しています。ちなみに、リゾート地カンクンはユカタン半島の東端。

参考リンク
チチェンイツア
トゥルム
セノーテイキル

各名所をつなぐ道は、だいたいが片側一車線の一本道で、両サイドには木がびっしりと生えていて、森の中をひたすら走るってイメージです。ただ、木の高さはそこまで高くなく、真っ暗な中を走るわけではないです。でも、目の前に広がる景色が変わらないので退屈なのと、一体この道がいつ終わるのか少し不安に駆られました。

道自体は、安全で、道中危ない思いをすることもありませんでした。標識はもちろんスペイン語ですが、直感的にわかるレベルだと思います。

一本道を進んでいると、10マイルおきくらいに村の集落みたいなのが出てきます。これがまた曲者で、その集落の中を通る時は、制限速度がかなり遅いんです。

そして、その集落の道中にはコンクリートを盛った様な突起物が何個か出現します。たぶんこれは、速度を制限させる、かつ、横断歩道のような機能を併せ持っているようでした。減速しないで走ってしまったら、かなりの衝撃をくらうことになり、それこそタイヤが一発でパンクするんじゃないかと思うくらいの突起物でした。もちろん、突起物あります的な標識があるんですが、道の両サイドに木が生えているだけに、たまに木に隠れていて見落とすリスクがあるので要注意。こんなところで、パンクを修理することになったら大変だろうなと想像しながらひたすら走りました。

また、その突起物のところには、時折人が立っていて何かを売ろうとしてきます。売っているものはだいたいがジュースや野菜です。ドライブスルー感覚なんでしょうか、よく考えたものですね。集落の雰囲気は、決して豊かな暮らしを連想させるものではありませんでした。治安面でどうかいう点は、ただ通り過ぎただけなのでよく分かりませんが、いきなり襲われるとかそういう危険な感じではなかったです。

基本的には道路は無料ですが、180号線に並走する形で有料道路がありました。180号線というのは、ユカタン半島東端のカンクンと半島中心部のチチェンイツアを結んでいます。この有料道路を通ると、上記の集落を抜ける必要がなく、途中で速度を落とす必要もないので時間の節約になります。片道だけでも試してみてもいいかもしれません。料金は、片道250ペソ(=20ドルくらい)だったと思います。ややお値段がするので、地元の人はあまり使わない様子でした。実際、結構空いていました。でも、かかる時間は倍くらい違ってきます。

遺跡、泉そのものについての感想は、他のサイト・ブログに譲りますが、ずっと行きたかった場所だけに感動しました。

海外での運転に慣れている人は、レンタカーをお勧めします。レンタカー代、有料道路、遺跡入場料、遺跡駐車場などの総コストを勘案しても、1人あたりのツアー代金よりは安くなるし、移動の自由度が増す。そして、地元集落の雰囲気を肌で感じたりできるのもメリットだと思います。

最後に、車を返しに行った時には、店主は店におらず、別の場所でシエスタ(昼寝)をしていました。

参考:メキシコでの運転免許証

2014年11月29日土曜日

ファーガソンの今、"肌感覚"

この数日は、ファーガソンのニュースが世界中を駆け巡っている様でして、私の所にも個別に安否を気遣う連絡を頂いております。

ニュース映像に出てくるものは、確かに恐ろしいものがありますし、略奪や放火などは決して許されるものではないと思います。デモは、草の根的に市民の意見を訴える手法として重要なツールの一つだと思いますが、ファーガソンで起こっているそれらは、寧ろ逆効果だとも思います。ある記事において、「なぜデモをやるのか?」という問いに対して、デモを取り纏めるリーダー格の人の回答は、「人種差別の現実を白人社会に認識してもらうため」と書いてありました。もし、こういった目的をもってデモを行っている人がいるならば、やはり、略奪や放火という行動は逆行していると感じます。なぜならば、結局暴力に訴えるのかと世間から見られてしまうからです。

日常生活は大丈夫か?との質問も個別に頂いておりますが、生活はどうかというと、私自身はあまり普段の生活と変わりありません。普通に買い物に行きますし、子供と博物館や各種施設に遊びに行きますし。。そういった場所に行ったら、いつもと変わらないくらいのお客さんが集まっています。まさに本日ブラックフライデーにおいては、主要なマーケット、デパートの駐車場はパンクしていて、ファーガソンの混乱は何処にという感じもありました。

この問題に直面してみると、「ステレオタイプになってはならない」と切に思います。黒人だからこうとか、アメリカって社会はこうだ、みたいに画一的な定義で物事を考えてはならないと思っています。

小泉元首相じゃないですが、「◯◯もいろいろ、△△もいろいろ」なんだと思います。

昨日、アメリカはサンクスギビングデーだった訳ですが、日頃からお世話になっているアメリカ人の友人にホームパーティーに招待されて行ってきましたが、そこに来ていたある黒人の方は、ファーガソンのデモについて、「なんであんなやりかたをしてるんだ」と疑問を呈してました。その方は、幼少期より自ら努力され高等教育を受け、現在大学教授をされている方で、「まず、一人一人の姿勢が重要。そして、コミュニティが人を支えて、確りとした教育をサポートして行く事が大切だ」と仰っていました。日本人という単一の民族に囲まれて育ってきた自分には、この方がされてきた努力の量を計り知る事が出来ませんが、肌感覚としてこうした意見を持っている方もいらっしゃる事が分かっただけで、何ともじーんと来てしまいました。

繰り返しですが、ステレオタイプで物事を考えると判断を見誤ると思います。

「何が起こっているか」を肌感覚で感じる事が大事だと思います。

ニュースは、対立軸等を分かり易くするために、かなりデフォルメして、◯◯とはこういうものだ、こういう主張をもっているものだ、みたいな伝え方になりがちです。

しかしながら、人間ですので、一人一人違うのが当たり前。その違いを理解し、受け入れ、新しい関係が構築出来るんだと思います。

私自身の目標としては、こうした肌感覚での経験値をどんどん拡げていきたいなと思います。

お酒が買えない時間帯

先日、妙に早起きしてしまった日曜日の朝8時台に子供とスーパーに買い物に行ったら、ついで買いしたダースのビールが、レジにて取り上げられました。。。

ミズーリ州の州法では、日曜日の朝9時前にはお酒が買えません。

併せて放たれた言葉は、「日曜日の朝ぐらいは酒なんて飲んでないで、子供と遊びに行きなさいよ」ですって。

「そりゃ、今から飲むつもりで買う訳じゃないさ」と、苦笑いにて言い返しましたが、店員さんは「ふんっ」って感じで、少し感じ悪かったですな。

その時の時刻8時50分。あと10分の所で、そんなドヤ顔されてもって思いましたが、法律は法律ですから仕方ないですね。はい。

しかしながら、どうしてこんな法律があるんでしょうか。まだ、飲食店でアルコール類を出してはいけない時間帯っていうのであれば分かるんですが、購入まで縛られると何か違和感ありますね。


2014年11月23日日曜日

学校説明会開催します12月13日(土)


ワシントン大学 Olin MBA 在校生・卒業生による学校説明会と出願直前アドバイス

Washington University in St. Louis, Olin Business School 在校生・卒業生による MBA 説明会を開催いたします。 年明けに出願の締め切りが控えていますので、最後の準備に向けてぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 12 13 日(土)18:30~20:30


場所: Hikarie カンファレンス Room1105 (http://www.hikarie.jp/conference/access.html) 

形式: 第一部:卒業生による学校説明会、第二部:在校生による学生生活体験談、出願アドバイス(Skype を通じてセントルイスから参加)、第三部:Q&A セッション(在校生・卒業生)


申込: 参加をご希望の方は、リンクよりお申込みください。 途中からの参加も歓迎いたします。

ご質問・お問合せ Olin2016*googlegroups.com(迷惑メール対策のため、*マークは@に変更して下さい。

2014年11月10日月曜日

MBAよりも本質的なこと

約1年半、MBAコースに通ってみておもうこと。

「MBA、だから何なんだ?」ということ。

MBAを取ったからえらいのか、すごいのか?

確かに、体系的に経営手法を頭にインプットして、頭の中に見出しというかインデックス的なものが基礎として出来上がってきたので、これから色々なことを勉強する上で、その基礎の上に積み上げて行けばいいんだと思える様になった。

でも、一方でMBAを取る事がゴールではないし、取得する事自体は、何にもすごくないんだと思う(卒業まであと半年ありますが)。

実際、ファイナンスやマーケティング、統計などのハードスキルは学べば誰でも分かるし使える様になる。

もっと言えば、そういう経営管理手法に絡むテクニカルな話は、将来的にはその大半がコンピューターやロボットで代替出来るようになるとさえ思う。

また、ケーススタディで色んな企業の意思決定を学んだからといって、これからの人生の中で、ドンピシャに似てる局面なんて稀だと思う。(勿論、ケースを通じて意思決定の練習をするという効果もあるかもしれませんが、正しい意思決定とそれを実現する為の実行力は、また別の話だと思う。)

MBAのコースを3分の2くらい終えた時点で強く思う事。

組織をマネジメントする上で、もっと大事な事は、人格を磨くということなんだと思う。

言い換えれば、どう生きていくかのベースとなる価値観を磨いていくこと。

この価値観がしっかりしていれば、どんな局面においても逃げだすことなく、責任を全うする事ができる。

プレーヤーからマネージャー、ディレクター、エグゼクティブへとポジションが上がる毎に変わることは報酬と責任。

個人的には、報酬はさておき、責任が重要だ。

リーダーとして部下の人生を一緒に背負い込む覚悟が必要だ。

リーダーには、その地位に見合った責任と義務が生じる。あまりにも有名な言葉だか、これを「ノーブレス、オブリージュ」という。他人の為に尽くす。悪い時は矢面に立ち、良い時は後ろに下がる。謙虚さと献身の精神を持つ。

意思決定をする際に、NPVがプラスだからOKとか、経済学的な理論に照らしても正しいだとか、そんな頭でっかちな事ばかりをしていたら信頼や信用はついてこない。勿論、勝つ為にはそういった視点も大事だが、もっと大事な事がある。

それは、確りとした常識や規範といったものだ。

え、そんなこといちいち学ぶ必要があるのか?と思うかもしれない。

でも、

自分の常識は、社会の非常識。
自分の中の規範は、社会にとっては違反かもしれない。

この前提に立ち、日頃から多様且つ一流の考えに触れ、自分自身の感性を磨いていく必要がある。

MBAのコースワークをただ単に真面目にやってたら、こういう視点はむしろ見失ってしまうことかもしれない。

これは、よくMBAホルダーが頭でっかちだと言われる一因だと思う。

アメリカ人の合理主義に触れてみて、それも経営には有効だと思う一方で、論語や武士道において語られている、自分が日本人として当たり前だと思っていたメンタリティとの違いにもよく気がつく様になった。

日本人には合理主義を超えた、徳や仁を重視する精神性が身につけられていると思っている。

(一方で、私の世代含めて、失われた20年の間に、そうした精神性が我々の日常生活から薄れていってしまっていることが非常に大きな問題だとも思う)

MBAでの生活で得た、異文化でも自分をぶつけて行ける度胸に加えて、

リーダーとして最も重要となる上記で述べた様なメンタリティを更に洗練させたいと思う。

2014年11月8日土曜日

村上春樹さん「壁の無い世界」

ドイツ紙ウェルトの「ウェルト文学賞」授賞式にて、受賞者の作家村上春樹さんが記念講演した。

講演の中でのフレーズ。

“We can see (a world without walls) with our own eyes, we can even touch it with our own hands if we try hard"

このフレーズをニュースで拝見した時に色々なことを思いました。

「壁の無い世界」

まず、

世界に対してこうしたメッセージを発信出来る日本人がいるということを誇りに思った。センシティブな内容だけになかなか出来ないこと。

留学をしていると色んな国の人と知り合うけど、普段接している友人関係では全く壁なんか感じない。でも、国単位、宗教単位となると色んな壁が発生している。

先日地下鉄の駅で出会ったフランス人の人に、「トトロって良い映画だな」と言われた事を思い出した。その時、人間が他の国の文化に触れたりするのは、直接的であればあるほど価値を共有しやすいんだと思った。政治の言葉とか経済の数字で語られたものよりも、映画や小説、生身の人間関係のなかで感じたものの方が理解を生みやすい。

直接的な情報と間接的な情報。

何かをクリエイトして、直接的に価値を共有出来る仕事、作家って素晴らしい仕事。

記事リンク
リンク1
リンク2

2014年11月7日金曜日

MBA受験⑤ TOEFL 効率的な単語学習

単語学習ほど単調で苦痛なものはないと考えてらっしゃる方も多いかもしれません。

話せる事を主眼においたらそんなに難しい単語覚えなくてもいいし、普段の会話では難しい単語はまず使いません。

でも、試験となると話は別です。

TOEFLでは一般教養的(科目でいうと理科、社会)な単語も含めて数多くの単語を覚える必要があります。

知らなきゃ解けないし、聞いてても知らない単語は当然スルーしてしまいます。
また、ライティングのIntegarated Writingのセクションでも知らない単語があると致命的です。

巷では、旺文社のTOEFL3800が有名ですが、僕は内宮先生のTOEFLテスト頻出英単語4000をお勧めします。この単語集は同義語も一緒に覚えられる様に作られています。同義語の習得は、リーディングの単語問題やライティングのパラフレーズの時に役に立ちます。

では、4000もどうやって覚えたら良いのか?

絶対数日経ったら忘れるに違いない、、、

私自身、覚えてもすぐに忘れました。で、また覚えるの繰り返し。

でも、同じ本を眺めているだけでは単語の順番も同じなので記憶の定着率が落ちる。。。

そんなジレンマをいつも抱えていました。

ある時、このフラッシュカードアプリを使う様になってから単語の暗記があんまり苦ではなくなりました。

使い方は以下の通りです。
1、単語とその意味、同義語をひたすらエクセルに打ちまくります
(苦痛ですがあとで得られるベネフィットは絶大。我慢しましょう)
2、CVS形式で保存して、このアプリに読み込ませます。
3、ランダム表示に設定して使います。

こうすることで、寝る前のちょっとした時間、入浴中、電車の移動時間、アポイントまでの待ち時間など、すき間時間を使って何度も何度も単語学習をすることが出来ました。

机に座って「さー単語やるか」みたいな時間の使い方はもったいないですからね。

そんな暇あったら、集中してシャドーイングでもするか、集中して文章を早くたくさん読む練習をした方がいいです。

勿論、耳でも単語を入れる必要がありますので、iPhoneに入れたCDを時折流すもの忘れずに。

最後に、

「耳で聞いて単語のイメージが湧く、目で見てすぐイメージが湧く」

これがゴールです。

日本語訳を忠実に覚える必要はありません。

こんな感じのイメージの動詞だったな、形容詞だったな、同義語はこの単語と仲間だったな、くらいで十分なのです。もちろん、スペリングは正確にしなければなりませんが。

この記事を掲載後、知人から教えてもらったのですが、今はmikanというアプリがあって、上記で述べたようなことを簡単に実現できるようですね。しかも音声ありとのこと。便利になりましたね。数年前までTOEFL系のアプリなんてあんまりなかったのに。

まあ、個人的には、自分で入力したCSVファイルに愛着を感じることができたからこそ、単調で辛い単語学習を乗り越えることができたと思っているのですが、テクノロジーの進歩の恩恵を受けるのも一案かと。。。

セントルイスお天気事情

この数週間は、所謂秋を感じることが出来、紅葉もピークにきれいな時期を迎えていました。写真の通り、ワシントン大学のキャンパスも見事に色づいていました。統一感のある建築物と自然との調和がとれたキャンパスは、本当にきれいでした。

留学も2年目の秋を迎え、もうこの景色を見る事が出来ないと思うと切ない気持ちになるとともに、残された時間を最大限活かそうと心に誓いました。


セントルイスの季節は、日本と同様、四季がありますが、春と秋が短いです。

だいたい、

4月から5月中旬までが過ごしやすい春:10度後半〜20度前半、ゴルフに野球観戦、あまた行楽事には最適の気候です。この時期は、時折トルネードが発生します。

6月から9月下旬までが暑〜い夏:30度台前半は普通にありますが、日本より湿気が少ないので汗びしょびしょになりませんが、日差しが強いです。今年の夏は、昨年の夏よりだいぶ過ごしやすかった印象。年によって違いがありますね。

10月一杯が秋:今年は秋が長めでした。昨年は10月中旬位から結構寒くなってきた気がします。こちらも年によって違いがありますね。

11月から3月までが長〜い冬:雪が降るのはこの期間で数回程度ですが、気温は結構低くなります。厳しい時はマイナス10〜15度くらいでしょうか。マイナス15度を超えると人間は息をするのがつらくなる事、手足が一瞬にして凍えてしまうことを身を以て実感しました。セントルイスよりも北のシカゴやウィスコンシン、ミシガン、ピッツバーグとかに比べるとまだましですかね。。。

2014年11月1日土曜日

米国中西部に留学するひとつのメリット

まずはこのマップを見て下さい。

中西部と言われるエリアの色が薄い事が分かります。

つまり、色が薄いのは移民が少ないということを意味します。

一方で、西海岸、東海岸都市部については、ヒスパニック系、アジア系の移民が多い事が確認出来ると思います。

ここから言える事は、中西部は所謂インターナショナルの比率が低いということです。

言い換えれば、昔から住んでいるアメリカ人が移民に慣れていないということです。

これは裏返すと、留学生という立場からすると、かなりマイノリティな立場になるということです。

実際、セントルイスに住み始めてからサンフランシスコやニューヨークに滞在した事がありましたが、何となく、アジア系の人が多かったりして安心感を覚えた記憶があります。

留学をするということの醍醐味の一つは、「文化及び人種の違いを感じる」ということだと思っています。

極端な立場に置かれた方が、「違い」を嫌でも認識するものです。

例えば、サンフランシスコやニューヨーク、カナダのバンクーバーなどは、アクセントに気をつけてなくても英語が通じやすい一方で、セントルイスではその辺をちゃんと意識しないと何度も聞き返されます。自分が話したことが受入れてもらえないことほどストレスフルなことはありません。もちろん、英語上達せい!ってことなんでしょうが、経験上、地域ごとで通じ易さが違うのは歴然です。

こうした点を例にとってみても、日常的に、自分がマイノリティな立場に置かれると認識せざる得ない状況は、自分を強くすると思います。アメリカンアクセントを身につけようとするインセンティブに加えて、自分のことを知ってもらう、受入れてもらおうとするプロアクティブなエネルギーがふつふつと湧いてくるはずです。

つまり、一口に留学と言っても、住む環境によって、得られるものが違ってきます。

中西部での留学は、古き良きアメリカを感じるとともに、自分のマイノリティを嫌でも実感しそれを跳ね返すという力が湧いてくるという観点で、メリットがあると思います。

Olin MBA Halloween Party

本日は、MBA主催のハロウィンパーティーがあります。

毎年、デルマー通りの名店Blue berry hillsの地下フロアを貸し切ってパーティーします。

音楽あり、お酒あり、コスチュームコンテストありと、昨年もかなり盛り上がりました。

週明け月曜日まで課題レポートが二本ありますが、ま、一年に一回のことなので楽しんで参りましょう。

ちなみに、今年はBusiness weekの記事にも取り上げられました。

記事のリンク



セントルイス食料品事情(日本食編)

まず、残念ながら日系スーパーはセントルイスにはありません。

シカゴには有名な日系スーパーミツワがあります。詳しくは、シカゴへの小旅行をご参照下さい。

でも、安心して下さい。

我々には、韓国系のスーパーやGlobal Foods Marketと呼ばれる強い味方がいます。

以下にて特徴を説明します。

韓国系スーパー

East East本店(住所:13365 Olive Blvd Chesterfield, MO 63017
品揃えは一番良いかもしれません。野菜、肉、納豆、麺類、お米、各種調味料、日系、韓国系お菓子など幅広く手に入れる事が出来ます。

East East支店(住所:8619 Olive Blvd St Louis, MO 63132)
やはり、支店というだけあって、お店もこじんまりしていて、品揃えも本店に比べると劣りますが、近いのでよく使ってます。

Asian Market(住所:1243 Castillons Arcade Plaza Creve Coeur, MO 63141)
East Eastと略同じ雰囲気のスーパーです。いずれの韓国系スーパーにもあてはまることですが、お店の雰囲気がちょっと狭くて薄暗くてっていうのが気になりますが、物自体は大丈夫です。

St. Louis Korean Bakery(住所:13357 Olive Blvd Chesterfield, MO 63017)
East East本店の並びにある韓国系のパン屋さんです。ケーキも売ってます。日本のパンに近いので、美味しく感じます。

Global Foods Market

本店(住所:421 North Kirkwood Road Saint Louis, MO, 63122)
アジア系のみならず各国の食材が取り揃えてあります。野菜、肉、納豆、麺類、お米、各種調味料、日系、韓国系お菓子など幅広く手に入れる事が出来ます。セントルイスに来てまず困った事は、野菜の英語名が分からない事です。日本で見た覚えがあるけど、あれー、これは似てるけど、これはカボチャなのかなー。これは里芋かなー?と悩むことが多々ありました。こればっかりは試してみるしかないですね、それもまた海外生活の醍醐味かと思いますので。品揃えとしてはEast East本店と同じくらいです。月に数回、East East本店かここに行くというイメージです。

ワシントン大学店 United Provisions(住所:6241 Delmar Blvd University City, MO 63130)

満を持して、2014年8月オープンしましたGlobal Foods Marketの支店です。きれいな店内には、Global Foodsと同じ品物(品数自体はやや少なめ)、総菜系、イートインのケーキ屋さん(ケーキの一部は、St. Louis Korean Bakeryから仕入れの様子)、イートインの寿司屋が入っています。大学の近くにあるので、インターナショナルの学生向けに作られた感じですが、あー、ちょっと納豆買わないととか、カボチャ買わないと、なんて時には近いので便利ですね。

あと一つ、中国系のSeafood City Supermarket(住所:8020 Olive Blvd University City, MO 63130)という所がありますが、店の雰囲気的にどうしても魚を買う気がしません。ただ、ビールとか、調味料とかが安く買えるのでいいかもしれません。

セントルイス食料品事情(一般編)

食料品については、セントルイス生活事情(総論)で書いた通り、だいたいの物が揃いますので、生活に不便さはありません。ただ、スーパーのコンセプトに応じて、置いてあるものがバラバラなので、買い物をする時、一カ所では済まないというのがデメリットであり、なんだかなーという点です。

以下の通り大手スーパーの特徴をまとめます。

Whole Foods Market:オーガニック素材、ヘルシー志向、値段高い。野菜、魚の種類もそれなりにある。テイクアウトの寿司はまあまあ美味しい。日本でいう所の総菜系(prepared food)も充実。大学の近くだとBrentwoodにあります。

Trader Joe's:オーガニック素材、ヘルシー志向ながら値段はWhole Foodsに比べてお値段安め。冷凍食品、アイスクリーム、おやつのお菓子が充実。アジア系の調味料や食材も置いてある。何と言ってもワインが安いので買い求め易い。大学の近くだとBrentwood、Creve Coeurにあります。

Shunucks:地元の雄。平均的なスーパーで値段も手頃。ローカルフードを使う様に心掛けている様子。生活用品、薬局もあり。大学の近くだとClayton Rd沿いとLadue Rd沿いにあります。

Target:食材のみならず、衣類、文具、玩具、書籍、家電、生活用品、薬局と幅広く用意されている。大学の近くだとBrentwood、Creve Coeurにあります。

Straub's:ClaytonとCentral West Endにある高級スーパー。よく言われるのが、日本の紀伊国屋スーパー的なイメージ。全般的に値段は高い。Whole Foods同様、総菜系が充実、店内のパン屋はまあまあ美味しい。こちらもテイクアウトの寿司があるが、個人的にはWhole Foodsの方が美味しいと思う。友達の韓国人はこっちの方が好きだと言って譲らない。

Sam's Club:Walmart系列。倉庫型スーパー。大量買いによりコストメリットを見出せるので、いつも買う商品も限定的。ミネラルウォーターやビール、サーモン、肉、果物など。倉庫をウロウロするだけでも結構楽しい。


次回は日本食についてご説明致します。

2014年10月31日金曜日

セントルイスお刺身事情

種類は限定的ですが、Bob's Seafoodという魚屋さんでお刺身用の魚が買えます。

具体的には、サーモン、トロ、ホタテなどが買えます。

コストは、7ドルくらいで二〜三人前のサーモン刺身が買えるイメージです。

そんなに高くないと思いますし、味も冗談抜きに旨いです。

また、Global Foods Marketには、イクラが置いてます。

質はだいぶ落ちますが、同じくGlobal Foods Marketには冷凍物ですが、寿司用の海老も売ってます。

セントルイスに来る前は、中西部は内陸だから魚が食べれないんじゃないか、もしくは、お魚クラブと言われる共同購入制度の活用となり気軽に買えなくなるんじゃないかと、心配してましたが、実際は買える所がちゃんとあるということです。


少しでも役に立ったと思ったら以下をクリック願います。

2014年10月30日木曜日

MBA受験④ TOEFL Writingで確実に点を上げる

本質的では無いと分かっていながらも、TOEFL Writingでは確実に点数を上げるコツがあります。

ライティングセクションは2つに分かれています。

一つ目は、Integrated Writingと呼ばれる「文章を読んで、音声を聞いて、サマリーを書く」というもの。

これは、他のブログなどでもよく書かれていることですが、テンプレートを活用して効率よくまとめて行くという戦略が一番です。その戦略に磨きをかける何点かのポイントを列挙します。

  • リスニング力を向上する:やはり聞けなければ、書けません。とはいっても、このリスニングパートは、TOEFL Listeningよりも短く、そして、型も決まっているので、コツをつかめば聞き漏らしも少なくなります。定番の型は、文章の内容に対して批判的なスタンスの表明、そしてその後に何故反対なのかの理由を3点述べるというものです。そして、ちゃんとFirst, Secondなどを使って分かりやすく話してくれるので内容はつかみやすいです。
  • テンプレートを自分なりに高度化する:出回っているテンプレートは、簡素なストラクチャーのものが多いです。出回っているテンプレートだけではFairは取れても、Goodはなかなかもらえません。文字数を多くかけるか、バリエーションのあるワードチョイスを行っているかも採点の基準になるので、テンプレートを長くしたり、テンプレートの中で使う単語のバリエーションを増やしましょう。具体的には、接続詞や、原因と結果を表す動詞などに一工夫を加えましょう。
  • タイピングのスピードを上げる:時間内にたくさん書くには、勿論、早く打てなければなりません。毎日英語のタイピングの練習を行いましょう。高速ブラインドタッチをマスターすれば、余裕を持って問題にも臨めます。

もうひとつのパートは、Independent Writingと呼ばれるセクションです。これは、ランダムに出されるお題に対して、自分のスタンスを述べ、その理由を具体例を交えて説明するというものです。

ランダムに出題される問題に対していちいち頭を悩ませて書いてもいい点数が取れるとは限りません。

TOEFLはReading, Listening, Speaking, Writingの4セクションから成り立ち、受験の順番もReading, Listening, Speaking, Writingです。そして、Independent WritingはWritingの中でも2番目に来ます。つまり、最後の最後のパートなのです。ここまで来るにも何度も困難を乗り越えて、今回はいい点数が出そうだと思った時に、最後にのしかかってくるIndependent Writing。ここでつまづく訳にはいきません。僕自身何度も、このパートのせいで何度も辛酸をなめました。

苦悩を重ねて思いついた戦略について以下の通り述べます。この戦略をとったおかげでライディングは27以上をコンスタントに確保出来る様になりました(勿論、Integratedでちゃんと聞き取れているという前提ですが、、、)そして、ベストスコアは満点でした。

  • テンプレートを自分なりに高度化する:Integratedと同じです。テンプレートは出回っているのでそれを入手して、それを自分なりに作り替えます。作り替える理由もIntegrated と同じです。
  • 鉄板ネタを5個用意する:どんな問題が来ても5つの鉄板ネタから答えを書きます。ネタの種類は、学校のこと、友達のこと、旅行のこと、メディアのことなど被らないように幅を持たせて用意します。それぞれのネタでは必ず3つの具体例を用意して下さい。つまり、5×3の15個のネタを用意出来ることになります。
  • 鉄板ネタを作ったら信頼出来る人にチェックしてもらう:どんな問題が来てもこれらのネタを使いますので、それぞれの質を上げる必要があります。必ずネイティブチェックをしてもらい、文構造のミス、単語のミス、スペルミスなどすべてのミスを撲滅しましょう。また、それぞれのネタはなるべく長くしましょう。字数を多く書くのもポイントですので。
  • ネタが出来たら、暗唱しましょう:見て覚えるのではなく、見ないで暗唱出来る様になりましょう。すき間時間でもこれは出来ます。

本番では慌てず、焦らず用意したネタを組み合わせて回答を作りましょう。事前に用意したネタの組み合わせだと、ロジックが破綻してないかとか細かい事は気にしないで下さい。

「まず自分のスタンスを示す。理由はこうだ。なんでそう思うか?自分にはこういう具体例があるからだ」と言えば、説明になるんです。そんなもんなんです。

最後に、暗唱する事のもう一つのメリットを説明します。それは、SpeakingセクションのIndependent Speakingでそのまま使えることです。

出来るだけ効率的に勉強する事もTOEFL攻略のポイントだと思います!


少しでも役に立ったと思ったら以下をクリック願います。

2014年10月27日月曜日

シカゴへの小旅行

セントルイスからシカゴまでは車で4時間半〜5時間。

道順は至ってシンプル、ハイウェイI-55をひたすら北上していくのみ。

なーんにも無い畑の中をどんどん走って行きます。

牧場でゆったりと歩く馬や牛、延々と続く線路には貨物列車が悠々と走り、アメリカの広大さを実感出来ます。

基本的に渋滞することもないので、クルーズコントロールをセットしてリラックスのドライビング。意外とあっという間に着いてしまうものです。

途中、青い看板でRest Areaと書いてある休憩所が数カ所あります。日本のサービスエリアの様なレストランなどは無く、お手洗い、自動販売機、ベンチ、子供が遊べる遊具などがあるシンプルな作り。さすがに5時間のドライブですので、いつも1回は利用します。

宿泊場所は、だいたいArlington Heightsと呼ばれるエリアです。
日本スーパーMitsuwaがあるのと、Woodfild MallにはIKEAも入っているので買い物に便利。
特に、Holiday Inn Express Arlington Heitghtsでは朝食にごはんとみそ汁もついてきますし、値段も手頃、ミツワへ車で1分、IKEAへ8分と好立地なのでお薦め。

Arlington Heightsは公園の感じなど、どことなくセントルイスにも似てるところがありました。

一方で、ここは、日本人村と言っても過言でない程、日本のお医者さん、学校、幼稚園が点在している様子でした。わざわざアメリカまで来て、日本人が多い所に住むのも、、、という人には向かない場所ですね。狭い世界になりがちでややこしいこともありそうですし。勿論、暮らしに便利な部分も揃っているとは思いますが。

さて、Arlington Heightsからシカゴの中心地まではI-90を東に40分ぐらい車を走らせる必要があります。ここはデメリットでしょうか。。。ただ、日程に余裕があれば、この移動時間も許容出来ると思いますので、ホテルも安いですしArlington Heightsで十分でしょう。

途中、有料道路が出現します。ミズーリ州セントルイスではなかなかお目にかかりませんが、シカゴ周辺では何個かあります。

有料道路の入り口は、事前登録車両と一見様で分かれており、当然一見様の入り口へ。

ここで注意したいのは、一見様は、現金払いのみということ。また、ゲートによってはコインしか受け付けていない所もあります。ゲートキーパーがいれば、紙幣も受け付けてくれます。いない場合は、コインのみです。金額は、1.9ドル、1.5ドル、0.9ドルの3種類を見かけました。コインの持ち合わせが無いとき、ネット上で後から10ドル払わなければならないので注意しましょう。ナンバープレートを写真撮られているので逃げられません。

中心地では、ミレニアムパーク、シカゴ建築、博物館、美術館、水族館などなど観光名所に加えて、ミシガンアベニューでのお買い物、シカゴ名物ディープディッシュピザ、ステーキなどを堪能出来ます。この辺りの詳しい情報は人気のガイドブックをご参照下さい。

日本食については、やはりラーメン、寿司、焼き肉など一通り楽しめますが、そこまで数はない印象です。中心地から離れた場所にもあり、点在しているので、事前に場所を確認して、観光ルートとうまく組み合わせるのがポイントです。

シカゴ中心地でのパーキングですが、ミレニアムパークやホテルのパーキングも使えますが、ちょっと高いです。一方で、路上駐車も出来る場所が結構あります。セントルイスですと路上駐車する時は、小銭コインで支払わなきゃならないのですが、ここでは、駐車可能な位置に車を停めて、カードで払ってシールタイプのレシートを車のダッシュボードに貼っておけばOKです。小銭を気にしなくていいのは便利ですね。

最後にミツワについて書きます。毎日9時から20時まで開店しています。ただ、スーパーの中にあるフードコート、書店、酒屋などは開店時間が異なりますので注意して下さい。ちなみに、フードコートにあるラーメン屋の山頭火は11時開店です。閉店は19時半ですが、19時15分くらいにはラストオーダーになっているので気をつけましょう。フードコートでは、その他テイクアウトの寿司、そば、ソフトクリームなどが楽しめます。紀伊国屋書店も入店しています。書籍に加えて、日本の文房具も置いてます。


2014年10月6日月曜日

効果的なブレストのやり方

またまたクリエイティブシンキングのクラスより。皆様の暮らしに役立つトピックス。

 Brainstorming(通称:ブレスト)は、会社などでもよくあるミーティングのやり方。

このブレストをより効果的に行う“順番”があるというので記しておきます。

①個人ワークの後にチームワークをやるという順番

一般的なブレストは、司会やファシリテーターの人がホワイトボードの前に立ち、参加者からアイディアを出してもらい、ホワイトボードに記していくスタイル。(と仮定します。人によりやり方に個人差があると思いますので。。。)

一方、この新しいやり方では、まず最初に10分間、各人が白い紙にアイディアを思いつく限り書き出していきます。その後の10分間でアイディアを共有して、それぞれのアイディアを組み合わせたりしながらビルトアップしていくという形です。

メリット:他人の意見に合わせてしまうという人間の習性を排除すること、フリーライダーを予防すること、の2点。


②原因/課題の整理の後に解決策の検討を行うという順番

何事も、原因/課題とそれに対するソリューションというセットで議論が進んでいくこととと思います(と仮定します。場合によってはそういう形におさまらないことがブレストのテーマになり得ますので。。。)

この新しいやり方では、まず最初の15分は、個人ベースで、原因/課題について『だけ』アイディア出しをします。この際にも、①のやり方を踏襲して、個人ワークの後にグループワークに移ります。各人から意見を集めて、それをチームで吟味して本当の原因は何かについてコンセンサスを取ります。その後、特定された原因に対する解決策について、次の15分でアイディア出しをします。プロセスは同じで、まず各人からアイディアを書き出して、それを集めてチームで吟味します。

メリット:最初から解決策に向かって考えてしまうと、本当の原因を見つけられない可能性が残る。また、このやり方をした方が、統計的に解決策のアイディアの数が多くなるらしいです。

お試し下さい。




イノベーションについて考える

『多様な知のコラボレーションが新しい価値、イノベーションを生むのか?もしくは、限られた天才だけがイノベーションの旗手となり得るのか?』

度々、考えてしまうテーマのひとつです。勿論答えなんか無くて、どっちも正解なんだと思うんですが、今回は前者の事例として、クリエイティブシンキング講義のゲストスピーカーに来ていたNestle Purina(本社:セントルイス)という企業の方の話をもとにイノベーションについて考えてみます。

彼は、10カ国以上異なる国に住んだ事があり、10社以上異なる会社に勤めた事があり、職務も営業からマーケティング、開発などなど多様なバックグランドを持つ。現在は、Nestle Purinaで新製品開発に携わる。

そんな多彩なバックグラウンドを持った彼でも斬新な商品開発というのは難しいという。

彼が語るイノベーションを起こす組織のルール。

①多様な人材をチームに集める。
②リスクテイカーを重用する。
③意思決定の際には、発案者が、アイディアがいかに素晴らしいかを証明し、聴き手が、そのアイディアをブラッシュアップ/ビルトアップすることを是とする。決して、政治的な方法で意思決定しない。証明し尽くすということが大事。

などなど。

イノベーションを促進させるべく組織作りを日々進めているという。

実際のところ、アイディア出しはそこまで苦労しない。

良いメンバーが集まり、お互いを認め合う空気が醸成されれば、Diverseなアイディアがどんどん出てくる。

しかし、その後の、出てきたアイディアを纏めて行くConvergenceという工程が一番難しいという。

その際、留意することは3点。

①解決すべき本質的な問題は何か?に立ち返る
②ソリューションは可能な限りシンプルに
③Extremeなアイディアも最後まで切らずに残す

時にはありきたりなアイディアに収束してしまう事もあるが、このプロセスを何度もいろんな角度から行うことが大事とのこと。

2014年9月21日日曜日

Full-time MBA出願情報

学校のホームページにも記載されていますが、出願の期限が以下の通りとなっています。

早いもので、First Roundの締め切りが来月の頭です。

このブログが、皆様が出願する上で少しでもお役に立てばと思っております。

Full-time MBA Application Deadlines
Deadlines:Notification on or before:
Round 1October 1, 2014December 15, 2014
Round 2November 15, 2014January 25, 2015
Round 3January 5, 2015March 31, 2015
Round 4February 15, 2015April 20, 2015
Round 5April 1, 2015June 1, 2015
*Rolling Admissions after April 1, 2015

2014年9月20日土曜日

Part Time MBAの学生とチームを組む

イブニングクラス(18~21時)を二つ受講していることもあり、Part Time MBAの学生とチームを組むことが多い。

セントルイス連銀(FRB)、バドワイザーでお馴染みのアンハイザーブッシュ、ウェルスファーゴ、モンサントと地元で活躍するビジネスマンとともに日々課題に取り組んでいる。

フルタイムの学生よりもパリッとしてる感じで、発言もMatureなので勉強になる。

しかしながら、いかんせん、昼間働いているので、グループワークの時間繰りに苦労するが、新たな刺激として貴重だ。

アメリカの大企業で働くってどんな感じなのかとか、日々どんなこと考えて仕事してるのかって、グループワークの合間の雑談で聞く様にしてる。

セントルイスは、規模もそこそこ大きくて、比較的歴史の深い都市だから、意外と企業も集積してる。

こういう機会もオーリンで学ぶメリットだと思う。


2014年9月19日金曜日

Investment Theory

NY Dow平均株価は過去最高値を日々更新しています。

9月は、


AppleのiPhone6の発表。


アリババのIPO。


利上げ観測が囁かれる、FOMCの記者会見などなど。


株式市場に影響を与える大きなイベントが盛りだくさんです。


そんな中、Investment Theoryという授業を受講しています。


この授業では、授業とは別に、チーム対抗で株式運用ゲームをやります(勿論成績に反映されますが)


リアルマネーではありませんが、株価はリアルの市場を反映しているので緊張感があります。


各チームUSD1milの予算が渡され、約1ヶ月後の成果を競うというものです。


普段、そこまで株式のニュースをフォローしていなかった私も、このゲームを始めてからというもの、毎日ニュースと株の値動きをチェックする様になりました。


授業では、投資理論について基礎から発展までものすごいスピードで学んでいくのですが、せっかくなので、授業で学んだ理論をもとに、自分でエクセルで株価を分析して、投資する銘柄を選定、ポートフォリオの見直しをやってみています。


授業の進捗も早いので、毎週新しく学んだことを、反映させてエクセルをせっせと更新して行っています。


自分で立てた仮説に基づき、分析して、投資して結果を検証する。


このプロセスが意外と楽しくて、はまりそうです。


(他の課題がおろそかにならないよう気をつけなくては、、、)


個人的には、企業の競争力を分析して長期のスタンスで運用する方が、もっと本質的かつ面白いと思いますが、授業で学んだ投資理論を即座に実践出来るという意味で、この授業は面白いです。Matthew C. Ringgenberg先生[ホームページ]の明快な説明も好きです。今まで聞いてきたファイナンスの授業の中で一番分かりやすいです。




クリエイティブシンキング

Creative Thinkingという授業が、頭の体操になって意外と面白い。

毎回、柔軟な脳みそで考える為のTipsを紹介してくれ、授業中にエクササイズをする。

一例として、当たり前の前提を逆転させて考えてみるという手法をご紹介。

例えば、飛行機に乗るというイベントについて。

①まず飛行機に乗るという行為に伴う、一連のプロセスを思い浮かべてみる。

チケットカウンター、手荷物検査、搭乗口への移動、機内食、荷物受け取りなどなど。

②次に、書き出したそれぞれのプロセスに関する当たり前の前提を書き足す。

チケットカウンター:並ぶ、チケットを発券するなど
荷物の受け取り:荷物が出てくるまで待つ、手違いで届かないこともあるなど

③次に、その前提を逆転させてみる。

荷物の受け取り:待つ必要が無い、必ず届くなど

④最後に、その逆転させた前提を実現させる為には、どんなサービスが必要か考える。

、、、ソリューションは、読者の皆様のご想像にお任せします。(正解は、ありません)

という感じで、凝り固まった自分の脳みそを柔らかくしてくれる授業が続いていく。

他のクラスメイトのアイディアが聞けるのもなかなか面白い。



2014年9月18日木曜日

企業の社会的責任〜なぜ企業は企業として存続していいのか?

秋学期が始まり、予習や課題に忙しくしている毎日です。

唐突なタイトルになりましたが、経営戦略の勉強をしていてふと思った疑問です。

競合との差別化競争を繰り返すも、結局は業界内で大差のないサービスを提供し続ける。結果、業界内の価格競争が激しくなるばかりで、全体として疲弊していく。

圧倒的な差別化や世界が驚く様なサービスを提供出来なければ、顧客はお金を払わない。

MBAの戦略の授業で最初に習ったこと。利益の源泉は、Willingness to Pay(顧客)とCost(企業)の差。

何とか利益を出そうと、新製品を投入したり、コスト削減を経営課題として邁進する。

利益を生み出すことは、企業が企業として責任を果たす一つの形かもしれない。

しかし、本質的な理由は?

そこで手に取った本が、「企業・市場・法」。コースの定理で有名なロナルド・H・コースの著作。

そこで書かれていたこと。経済学の本なのでやや抽象的かもしれないが、、、

「費用を集約して費用負担を合理化することに契約や企業が存在する意義がある」と書かれている。

自分なりに解釈してみると、企業がサービスを提供する事で、人々の生活が改善し、社会全体としてのコストが削減されるならば、その企業の存在する意義があるということ。

前期に受講したアントレの授業での学び。起業の意義は、「これまで世の中に無かった新しい価値を提供し事業として興し、人々の暮らしを豊かにする」こと。

全く別のルートから得た学びだが、この上記の2つはいずれも同じ事を言っていると思う。

起業する時には、アイディアも新しいし、組織も新鮮だからこういう大切なことは忘れない。しかし、企業が成熟していていくと、多くの企業やそこで働く人が目の前の課題ばかりを解決する事に必死になるから、どうしてもこういう視点が見失われる。

そんなことを考えながら、今、私は、Management and Corporate Responsibilityという授業を受講している。

これまでの所、GMのリコール問題、Whole Foodsのデトロイト進出、J&Jのタイレノール事件、ファーガソンにおけるEmersonの果たすべき責任などを扱っている。いずれも企業にとって重要なターニングポイントを題材としている。

いずれのケースに共通しているのは、こうした局面は、ステークホルダーがその企業に対してクエッションマークを突きつけている時だということ。そこで企業は自身の存在意義を自問自答する。

ひしひしと感じ、見えてくるのは、企業はいったい何を社会に提供すべきで、どうやって、どこまで責任を果たしていくべきなのかということだ。

授業もまだ数回。総括するのはまたの機会にするが、なぜこの授業を取ったのかという自分の動機を記しておく。




2014年9月11日木曜日

全米大学ランキング2015

2015年版、US Newsの全米大学ランキングが発表されました。

順位は以下の通りです。

ワシントン大学セントルイスは昨年同様14位となっております。

1. Princeton University
2. Harvard University
3. Yale University
4. Columbia University
5. Stanford University
6. University of Chicago
7. MIT
8. Duke University
9. University of Pennsylvania
10. California Institute of Technology
11. Dartmouth College
12. John Hopkins University
13. Northwestern University
14. Washington University in St. Louis
15. Cornell University
16. Brown University
16. University of Notre Dame
16. Vanderbilt University
19. Rice University
20. University of California Berkeley


2014年8月28日木曜日

2年目への意気込み

いよいよ来週からMBA2年目が開始する。

開始を前に一つの誓いを立てたい。

「最初から最後まで全ての事に真剣に取り組む」

何を今更、当たり前のことをと思うかもしれない。

インターンをして気づいた事。

学校と実社会の違い。それは、常に崖っぷちに立っているかどうかの違い。

現実社会では、自分の一挙手一投足が結果に繋がる、毎日が真剣勝負の連続。

学生は、リスクフリーだから色んな事に手が出せるというのは良い所である一方で、究極は学生だからという逃げ場を残している。

最後は自分の成績を犠牲にして諦める事だって出来る。

勉学に励むという点で、こんな恵まれた経験、もう人生において2度と来ない。

ケースの1ページ、1ページ。理論のひとつ、ひとつ。
ケースの主人公に思いを馳せ、理論を構築した経営学者に思いを馳せ。

常に当事者意識を持ち、これからの全ての課題に真正面から真剣にぶつかって行きたい。

易きに流れず、真剣にやれば得られるものは絶対変わるはずだ。



最後に名言を引用

中途半端だと、愚痴が出る。いい加減だと、言いわけがでる。真剣にやれば、知恵が出る。
And leave things unfinished, bitches will appear. It is irresponsible and, excuse me leaves. Do it seriously, wisdom comes out.
元巨人軍 川上哲治 

2014年8月21日木曜日

セントルイス/ファーガソン(Ferguson)暴動について

ファーガソンにおける暴動のニュースは世界を駆け巡っています。

個人的にも安否を気遣うご連絡を頂いております。

こちらは全く問題なく、無事に暮らしております。

今回の事案の裏返しの様な事実なのですが、一般的に、セントルイスにおいては所得や人種により居住するエリアが分かれていると言われています。セントルイスにおける西、南に位置するClayton、Brentwood(ワシントン大学周辺)やWebstar Groves、West Country等は比較的、白人や所得の高い人が居住している様です。逆に、北、東に位置するエリアは黒人や所得の低い人が居住していると聞きます。因に、今回事件が起きているFergusonは北に位置します。犯罪率等の治安に関する統計でも、上記の色分けで明確な差が出ているとも聞きます。Fergusonは、住人は黒人中心である一方、行政や警察は白人中心で構成されていて、住人側には過去から偏見に対する不満や不公平感があったと言われています。

加えて、今回の事案には、こうした居住エリアの棲み分け/白人中心の行政では片付かない要素も含まれてきております。それは、全米各地から今回の暴動に参加しようと多くの人がFergusonに流入してきていることです。では、果たして地元住民はこの暴動をいつまでも続いた方がいいと思っているのでしょうか?報道の中では、Ferguson住民から、早く平穏な暮らしが戻ってきて欲しいとの声も上がっていると聞こえてきます。別のエリアから別の勢力が流入しているという要素が事態を複雑にしている気がします。

いずれにせよ、こちらは現状まで何事も無く生活しております。ただ、事態の鎮静化の目処は未だ立たずという状況ですし、拡大化の可能性はなきにしもあらずですので、普段以上に注意して生活しなければと思う今日この頃です。

2つだけ申し上げておきたいことがあります。

1点目は、今回の様な事案は、銃社会であるアメリカのどこのエリアでも起こりえることです。実際2012年にはフロリダで、更に昔にさかのぼればロスでも類似の事案が発生しております。
2点目は、今回の騒動が発生している場所はセントルイス郡の中のごく一部だということです。セントルイスは極めて暮らしやすい街だというのが正直な実感です。人もフレンドリーで優しいし、美味しいレストランもあり、自然も豊かで、様々な施設も充実している。子育てにも適していると思います。これまで、ニューヨークやサンフランシスコなどアメリカの主要都市に滞在/旅行したことがありますが、ひいき目無く、セントルイスが一番暮らしやすいです。

だからこそ、身近でこうした事件が起こってしまった事は本当に残念です。

様々な人種の共存共栄と健全な民主主義の維持向上が理想だと思っております。

現状は、それに遠いかもしれませんが、教育や雇用の面で、彼らが地道に活動している事実もあります。

何が本質的な因果なのか確り見極める必要があるとは思いますが、

特効薬は無く、教育などの機会を充実させて地道に社会的なポジションを高めていくことが大事だと思います。共存して行く以上、時間がかかってもそうすべきだと思います。

平和的なデモ活動は世間の関心を寄せ、何らからの突破口を見出す可能性はありますが、暴動は事態を悪化させるだけで、何の解決策にもなりません。一日も早く事態が好転することを願います。

これがアメリカかと実感するとともに、色々と考えさせられる日々を送っております。



2014年8月9日土曜日

ワシントン大学オーリンMBA学校説明会

以下にて当校の学校説明会が実施されます。
卒業生による生の声が聞ける機会ですので、是非ご参加下さい。

日時:8月16日(土)15:30〜17:30

場所:アゴスジャパン(東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル)

申込はリンクのアゴスジャパン様のウェブサイトからお願い致します。

[リンク]

2014年8月6日水曜日

ワシントン大学ランキング

ワシントン大学関連のランキングを纏めてみました。(2014年8月現在)

日本での知名度は決して高くないのですが、各種全米ランキングを見渡してみると、比較的高いポジションに位置していることが伺えます。

勿論、ランキングはひとつの物差しに過ぎず、それ自体は、全くもって絶対的な意味は持ちません。ワシントン大学を知って頂くひとつの切り口として掲載するものです。

まず、全米大学ランキングは14位。

ワシントン大学は医学部が有名ですが、医学部は全米6位。

我らがオーリンビジネススクールはというと、学部生(アングラという)が全米5位。

院生MBAは、フルタイムが22位。パートタイムが16位。そして、エグゼクティブが12位(WSJランキングでは、2位!)。

2014年に新校舎が出来たので、ランキングが上がるんじゃないかとか言われていますが、真偽は不明です。

MBAの場合、就職活動の要素がランキングに反映されるので、例えば、全米の有名企業に聞く、「印象に残った新入社員の出身学校は?」の様な質問では、少人数かつ中西部に位置する当校は、結構不利の様です。

一方、就職活動を除いた、授業の質や生徒の満足度などの個別ランキングはもう少し高いみたいです。

一番下に載せたSmart College in Americaというランキングは純粋な賢さを図るランキングということですが、昨年、ワシントン大学がなんと全米第1位に輝きました。

勉強をする環境はどうか??

環境という観点でもワシントン大学は高い評価を得ております。

キャンパスの質を測るランキングでは本年全米第1位に輝きました。

また、学生寮の質という観点でも、全米第1位を獲得しました。

ということで、色々なランキングを引っ張りだして述べてきたものの、

「そもそもランキングって意味あるんだっけ?」という思いに駆られてきました。

ランキングを作成するにはそれぞれ目的が違います。目的が違えば、評価する項目や視点も変わってきます。

一方、受験者側に立っても、それぞれ志望動機、目的は異なります。同様に、何を大切に思うかも変わってくるはずです。
その時点でランキングの高低と自身の満足度にズレが発生してくると思います。

私がオーリンに入って良かったと思える事は、経営学の中で、探求したいと思える分野/学問に出会えたこと、尊敬する教授に出会えたこと、クラスメイトと深い友人関係を築けたこと、家族が安心して充実した毎日を暮らせていること、等です。


それぞれの要素はランキングに一部組み入れられているかもしれませんが、全てではありません。

やはり、冒頭述べた通り、ランキングはひとつの物差しであって絶対的なものではない。


従って、志望校を選ぶには、自分の足で情報を得る事が大切だと思います。


その際必要な事は以下2点。
在校生や卒業生に直接話を聞いて、自分が求めていることが実現出来る環境かあるか否か調べること。

実際にキャンパスビジットして、学校の雰囲気を感じ、街の雰囲気を感じること。

少なくともこの2点を省いて、2年間多くの時間とお金を投資する学校を決めてしまうことは、本当にもったいないことだと思います。


◉ランキング一覧◉
  • National University (US News): 14th
  • Medical School Ranking (US News): 6th
  • Business School Ranking (Business Week)
    • Undergraduate: 5th 
  • Business School Ranking(US News)
    • Full Time MBA: 22nd
    • Executive MBA: 12th
    • Part Time MBA: 16th
  • College Campus Living Ranking (College Campus)
    1. Washington University in St. Louis
    2. Bryn Mawr College
    3. University of Chicago
    4. Scripps College
    5. Emory University
    6. Bowdoin College
    7. Dartmouth College
    8. College of William and Mary
    9. Kenyon College
    10. Pepperdine University
  • Best College Dorm-Washington University in St. Louis (Princeton Review)
  • Smartest College in America (Lumosity's) [Article]
    1. Washington University in St Louis
    2. Massachusetts Institute of Technology
    3. Princeton University
    4. Northwestern University
    5. Carnegie Mellon University
    6. University of Chicago
    7. Rice University
    8. Harvard University
    9. Yale University
    10. Dartmouth College

2014年7月18日金曜日

MBAをやっててよかったこと

インターンをしてみて、MBAやっててよかったと思うことが3点あります。
  1. アイディア着想から具現化のバリエーション
  2. チームを最大限活用した加速度的な仕事の進め方
  3. 異文化に対する度胸
期限に追われて、色んな課題やら学校の行事やらを、様々なバックグラウンドを持つ仲間と共に過ごす中で、知らぬ間に足腰鍛えられてるなと実感してます。

ハードスキルの充実は勿論ですが、
多様な仲間の思考回路を共有することでアウトプットの幅が広がった。
また、自然と仲間の良い部分を引き出していこうとする姿勢が身についた。
どんな環境でも、自分が、前に立って進めて行くんだという、気概が身についた。

オーリンの少人数かつアメリカン、インターナショナル分け隔てなく交われる懐の深さが、上記の学びを与えてくれたと感じています。

足腰の鍛錬は引き続き大事なんだけど、あとは質を高めて、自分のバリューを如何にあげていくかということなんだろうと思います。

最後に、名言を一つ

むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことはあくまでもゆかいに 

井上ひさし



2014年7月12日土曜日

ニューヨークランチの事情

今日はNYのランチについて書きます。

  1. IROHA 和食〔49th St, btw 6 and 7 Ave〕:定食、丼物から寿司、そばまで楽しめます。味は普通にアリです。
  2. Saigon 48 タイ料理〔47th, btw 5 and 6 Ave〕:パッタイが絶品です。フライドライスもいけます。
  3. Shimizu 和食〔51st St, btw 8 and 9 Ave〕:メンチカツカレーが絶品です。
  4. Ippudo ラーメン〔51st St, btw 8 and 9 Ave〕: 言わずと知れたお店。普通に同じ味で美味しいです。
  5. Totto ラーメン〔52nd St, btw 8 and 9 Ave〕: 人気あります、並びます。
  6. 伊勢や ラーメン〔56th St, btw 5 and 6 Ave〕: 野菜ラーメンが旨いです。Tokyo にもあるトナリに似てます。炒飯をつけて下さい。旨いです。
  7. Jon's 上海 中華〔43rd St, btw 5 and 6 Ave〕:セサミチキンが旨いです。唐揚げあんかけゴマ付き。ランチにはスープとライスがつきます。安めです。
  8. Sushi You 寿司:狭い店内は12時には満席に。新鮮な魚系のどんぶりものがお薦めです。

その他、まだまだ行きたいところばかりです。

2014年7月11日金曜日

現実社会と学問の世界

今、インターンで働いてます。

学校の授業でたくさんの、「意思決定」の過程を見てきました。意思決定を促す為のハードスキルも身につけてきました。

学校の授業や課題は、良くも悪くも期限が有り、一緒にやる仲間も学生です。だから、課題の仕上がりについても、成績を犠牲にしてある程度の「妥協」が発生します。なので、みんな期限が来る前に、何らかの妥協をして、決断します。

一方、現実社会はどうか??

まず、簡単に妥協が出来ません。これは当然ですよね、でも、そこまでやるの?ってくらいリスクシナリオを考えたり、リスクヘッジ方法を検討します。ビジネスですから、勝たなきゃダメだしこれも当然かと思います。

次に、決断をしないという、または、決断を先延ばしにするという事が往々にして発生しています。特に組織の意思決定プロセスがシンプルでないほどこの問題は発生しやすくなると思います。

そして、大事な決断ほどロジックに頼らない方法で決まったりします。学校で学んだロジック作りは役に立たないとは思いませんが、それだけじゃないんだよという、現実です。

MBAの学びは何なんだろうかと、悩みますが、結局の所、こういうことなんだろうと思います。

自分の納得のいく仕事をする。
最終目的地を見失わない。
結果として、人間力を高めるように仕事をする。


自分の考えに振り向いてくれない、協力してくれない人がいる時。そんなこと当然あるでしょう。それは、誰のせいなのか?組織のせいなのか?はたまた、ボスのせいか?

人のせいにするのは簡単だ。

自分が腹決めてやろうと思うなら、何が何でもやろう。

要は、目的への気概〔執着心〕とそこへ向かうプロセスだと思います。

結果として、自分と皆が少しでもハッピーになれる形が作れればいいんだと思います。

2014年6月26日木曜日

車のナンバープレート更新

セントルイスに来て、早いもので1年が経ちました。

1年経つと色々な更新が発生する訳ですが、今月はマンションの賃貸条件交渉、車の免許更新などなど細かな作業が続いています。

その中でも、今日は車のナンバープレートの更新について備忘の為、記録をします。

尚、私のケースは、ミズーリ州で長期リース契約(車の所有は無し)です。

■流れ

  • 最寄りRevenue Department Officeへ行き、Waiver of Personal Property Taxの紙をもらう。窓口に言って、車のリース契約書を見せて下さい。そこには、VIN(Vehicle Identification Number)が書かれています。受付の人は、そのVINを端末に入力してWaiverを出力します。空いていれば、ものの5分で終わる作業です。
  • その後、最寄りのDriver License CenterにWaiver of Personal Property Taxを持って行きます。手続きには、Waiverに加えて有効な自動車保険の保険証が必要になります。Waiverに記載されているVINと保険証に記載されているVINが一致していることをご確認ください。
  • その二つの書類を提出しますと、今年の分のシールが手交されます。例えば、2015年で有効ならば、「15」と書かれたシールが渡されます。渡されたシールをナンバープレートに貼れば更新作業完了です。尚、更新手数料は、2014年6月現在、税込USD24.75がかかります。
  • 車のナンバープレートを見ますと、ナンバープレートの左上に、「月」が書かれています。例えば、7月ならば、「JUL」と。つまり、「JUL」で「14」のシールが貼ってあれば、2014年7月中にナンバープレートの期限がくるということを示しています。従いまして、「15」のシールに張り替えれば、2015年の7月まで有効という事になります。
  • 罰則ですが、期限切れが警察に見つかった場合、 USD100が課されます。警察に見つからずとも、期限切れで更新を行った場合、USD5が課されます。期限の半年前から更新可能なので、時間のある時に更新作業を先にやっておく事がベターと思います。
以上、ナンバープレートの更新作業についてでした。

2014年6月17日火曜日

オーリンの起業家教育

アントレプレナーシップ。

スタートアップ、起業、ベンチャー等、色々な呼び方がされていますが、アントレとは、詰まる所「これまで世の中に無かった新しい価値を提供し事業として興し、人々の暮らしを豊かにする」というものと理解しています。


あまり知られていないかもしれませんが、Olinは結構アントレに力を入れています。


ちなみに、プリンストンレビューの全米ビジネススクールランキング、アントレプレナーシップ分野にてオーリンは第6位にランクインしております。

元起業家でもあるProf. HoleKampの実践的なメソッドと彼のネットワークにより、Olinには導入から実践まで中身の濃いプログラムが用意されています。

Hatcheryと呼ばれるプログラムでは、米国にてベンチャービジネスを検討している起業家に対してビジネスプランを提案します。また、活動の範囲は米国内にとどまらず、ハンガリーやイスラエルのプログラムでは、現地のベンチャー企業に対してコンサルティング活動を行います。


MBAにおいて、ファイナンスやマーケティング等でハードスキルを積み上げて行くのも良いかもしれませんが、自分の人間力も含め、これまで勉強してきた全ての事柄を統合して、ビジネスを如何に育てていくかを考える。これはMBAにおける学びの醍醐味ではないでしょうか。


Olinのアントレ、興味のある方は是非!

最後に、導入のクラスでHoleKamp教授が最後に生徒に送ったメッセージを紹介します。


リーダーとマネージャーは違う。
リーダーとは、ビジョンを示し、先頭に立ち事業を牽引して行く人物。
マネージャーとは、リソース(ヒト、モノ、カネ)を如何に効率的かつ効果的に運用して行くかを考え実行する人物。
アントレプレナーたるものリーダーでなければならない。
リーダーに求められる要素は4点。
①熱意:熱意は押し付けるのではなく共有するもの。プロアクティブな姿勢を持て。
②知力:知力は自信と信頼に繋がる。知ったふりをせず全ての瞬間を学びの機会と捉えよ。
③人を想う心:全ての仲間のキャリアや将来を親身に考えよ。まず人に与えることから始めよ。
④高潔:どんな難局においても軸をブラすな。一貫性に信頼が宿る。

本を読めば出てきそうなフレーズもありますが、Holekamp教授自ら起業する中で得た言葉ですし、過去私自身がやってきた仕事を振り返ると、深く納得出来ました。③は本当に大切だと思います。アントレプレナーのみならず、企業で働く人にとっても通ずるものだと思います。



2014年1月22日水曜日

Olinの年中行事(2013 Fall編)

少人数で学生や教授とのフレンドリーなコミュニティがOlinの魅力だが、それをサポートするのが各種行事だ。インターナショナル、米人問わず各行事を通じて絆を深めていく。行事は公式なものもあれば、非公式なものもある。これまで見てきた行事を時系列で列挙する。
  • ウェルカムパーティー、8月、公式:要するに最初の顔合わせ飲み会です。
  • ウェルカムBBQ、8月、Olin Partner Association:オーリンには一緒に暮らす家族との時間も大切にするという姿勢があります。Olin Partner Associationは家族参加可のイベントを定期的に開催してくれる学生団体です。
  • アスレチックアクティビティ、8月、公式:体を動かしてチーム力を感じるというセッションです。結構面白かったです。
  • ミシシッピ川クルーズ、8月、公式:クルーズを貸し切ってパーティーします。船までは学校からバスで移動したりと軽い遠足気分を味わえます。
  • カージナルス戦観戦、9月、公式:言わずと知れたカージナルス。昨年はワールドシリーズまで行きましたので、大変盛り上がりました。アメリカ人は基本地元ラブですので、野球が盛り上がってきますと町中、赤いTシャツで埋め尽くされます。
  • ハロウィンパーティー、10月、公式:皆思い思いの仮装をしてダンスパーティーに出かけます。ベストオブ仮装の投票も行われます。
  • ハロウィンカービング大会、10月、Olin Partner Association:これまたOlin Partner Associationのイベントです。初めての体験でしたが、なかなか楽しかったです。
  • One World、11月、学生主体:インターナショナルの学生が主体のイベントです。各国の文化を学生に知ってもらう為に、出し物をしたり料理を振る舞います。日本チームは例年、群を抜いた集客力を魅せております。
  • ディワリ(インド正月)、11月、学生主体:インド文化を感じられます。伝統のダンスやインド料理が楽しめます。
  • Thanks Giving Lunch with Dean、11月、公式:やはりオーリン。フレンドリーですね。Dean Guptaが学生全員をサンクスギビングのランチに招待してくれます。
  • 各種クリスマスパーティー、12月、学生主体:年の瀬、街はきらめき、期末テストも降り積もり、、、。そんな中でもPlay hard。この時期は飲み会が多数開かれます。
こういったイベントものに加えて、コアチームでのランチやディナーは結構ありました。生活のベースは授業ですので、付随するグループワークを通じて仲良くなるのが、一番深まりますね。一方、イベントはイベントで、普段あまり話さない様な人とも話す機会が持てるので大切です。