washu

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2013年12月9日月曜日

海外MBAは何を得る場なのか?

唐突なタイトルとなりました。

漠然とMBAを考えている方もいらっしゃるかと思います。

どうして、MBAなのか?なんで国内じゃなくて海外なのか?
渡米する前はあれこれと妄想を膨らませ考えていました。

こっちに来て感じたことを何点か纏めます。


MBAで学ぶ内容は概ね一般化(コモディティ化)されている。
  • ファイナンス、経営戦略、マーケティング等、MBA(経営学修士)として求められる科目、学ぶべき内容はどこのビジネススクールでも概ね一緒なんだろうと思います。
  • また各科目が求めるスキルや知識は違えど、どの科目においても共通して学んでいく事があります。ビジネスにおける複雑な事象を誰でも分かる様に因数分解して、何が原因かを突き詰め、その原因に対してどうやって対処するか?を何度も色々なケースを通じて、体験学習を通じて学んでいくことです。
授業での学びは、意思決定の訓練。突き詰めるとそこに行き着く。
  • MBAで学ぶことは知識や理論の習得もあるんですが、どちらかというと意思決定を学ぶと言った方がしっくりきます。ケースを読んでいても、毎回、自分を当事者であるかの様に妄想しています。もし自分がこんな玉を投げられたら、どういう結論を導くだろうか?その結論を実行するためにどうやって周りを説得するだろうか?説得する根拠は明確か?などと毎晩悶々と考えを巡らせています。
授業での学びもさることながら、仲間から受ける刺激も大いに勉強になる。
  • 世界は広いです。Olinに入学してから多くの優秀な同級生に遭遇しました。勿論、米人以外もです。授業で学んだ内容を即座に活用して自分なりの考察を持って解を導く。すごいスピードで頭が回転するもんだと感心してしまいます。
  • 授業中に発言する際に、答えは思いつくんだけど、一歩手が挙げるのが遅くて、発言の機会を逸したことが多々ありました。そんな僕とは対照的に、いつもコンスタントにテンポよく発言する友人がいました。驚いた事に、彼に聞いてみると、手を上げ始めた時には明確な答えは持ち合わせていない。手を挙げながら、話しながら答えを纏めていくんだと笑いながら答えてくれました。この少しの差でだいぶ印象が違うんですよね、、勉強になります。
  • 他にも、『自分はこんなビジネスの構想を持っている』なんかの雲を掴む様な雑談でも発想の違い等、色々な観点に触れる事が出来ます。これは国内よりも海外の方が得るものは多いのではと思います。
学ぶ環境も重要、こんなにマイノリティになる経験は無かった。
  • こちらは、米国中西部。アジア人は圧倒的に少ないです。現地の米人もインターナショナルの英語(グローバル英語)に慣れていない為、こちらがきちんとアメリカのアクセントを意識して話さないと全く通じません(着いた当初、ブレックファーストが通じず落ち込んだのを覚えています)。
  • 上記例に限らず、マイノリティであるが故の精神的なハードルも一つ大きな勉強です。いい意味で逃げ道が無く、どっぷりとアメリカ生活に浸かるしか無い。それが、中西部MBAの魅力の一つかもしれません。(考え方によってはそれを負担と思う人がいても不思議ではありません。これは個人差がある問題だと思います)
さて、レポートの続きをやらなければ。。。