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2014年12月24日水曜日

レンタカーでマヤ文明遺跡巡り

冬休み期間を活用して、マヤ文明の遺跡を見るために、メキシコを旅行しました。

この手の遺跡巡りは、ツアーが主流ですが、コスト削減にもなるし、いい経験にもなると思い、レンタカーを現地調達して巡りました。

ホテルに紹介されたレンタカー屋は、HertzやAlamoなどのメジャーどころではなく、地元資本の会社でした。

車を借りに行った時に、店主が「どこにいくんだ?」と聞くので、「チチェンイツアにいくよ」と言ったら、フレンドリーだった店主の顔が急に神妙な顔つきになり、沈黙の後、「チキンピツァ」とダジャレを言ってきました。

え?

いきなりのことで全くリアクションできず。。。

しかしながら、冗談を言う時の緩急とダジャレはメキシコも一緒かと気づいた瞬間でした。

仕事ぶりは、いい具合にいい加減で、運転できないマニュアル車を用意していたり(もちろんAT車をオーダーしてました)、それじゃ運転できないよというと、「オーケーわかったよ、代わりにいいのがあるよ」と言って、グレードあげるから10ドルくれと言ってきたり(なめんなと)。挙句の果てに、代車にいざ乗ってみたらガソリン切れそうだったりと、幸先の悪いスタートとなりました。

マヤ文明の遺跡はユカタン半島に点在しています。チチェンイツアはユカタン半島の真ん中辺にあり、トゥルムは南の海岸沿いにあります。また、遺跡の他に、セノーテというきれいな泉が点在しています。ちなみに、リゾート地カンクンはユカタン半島の東端。

参考リンク
チチェンイツア
トゥルム
セノーテイキル

各名所をつなぐ道は、だいたいが片側一車線の一本道で、両サイドには木がびっしりと生えていて、森の中をひたすら走るってイメージです。ただ、木の高さはそこまで高くなく、真っ暗な中を走るわけではないです。でも、目の前に広がる景色が変わらないので退屈なのと、一体この道がいつ終わるのか少し不安に駆られました。

道自体は、安全で、道中危ない思いをすることもありませんでした。標識はもちろんスペイン語ですが、直感的にわかるレベルだと思います。

一本道を進んでいると、10マイルおきくらいに村の集落みたいなのが出てきます。これがまた曲者で、その集落の中を通る時は、制限速度がかなり遅いんです。

そして、その集落の道中にはコンクリートを盛った様な突起物が何個か出現します。たぶんこれは、速度を制限させる、かつ、横断歩道のような機能を併せ持っているようでした。減速しないで走ってしまったら、かなりの衝撃をくらうことになり、それこそタイヤが一発でパンクするんじゃないかと思うくらいの突起物でした。もちろん、突起物あります的な標識があるんですが、道の両サイドに木が生えているだけに、たまに木に隠れていて見落とすリスクがあるので要注意。こんなところで、パンクを修理することになったら大変だろうなと想像しながらひたすら走りました。

また、その突起物のところには、時折人が立っていて何かを売ろうとしてきます。売っているものはだいたいがジュースや野菜です。ドライブスルー感覚なんでしょうか、よく考えたものですね。集落の雰囲気は、決して豊かな暮らしを連想させるものではありませんでした。治安面でどうかいう点は、ただ通り過ぎただけなのでよく分かりませんが、いきなり襲われるとかそういう危険な感じではなかったです。

基本的には道路は無料ですが、180号線に並走する形で有料道路がありました。180号線というのは、ユカタン半島東端のカンクンと半島中心部のチチェンイツアを結んでいます。この有料道路を通ると、上記の集落を抜ける必要がなく、途中で速度を落とす必要もないので時間の節約になります。片道だけでも試してみてもいいかもしれません。料金は、片道250ペソ(=20ドルくらい)だったと思います。ややお値段がするので、地元の人はあまり使わない様子でした。実際、結構空いていました。でも、かかる時間は倍くらい違ってきます。

遺跡、泉そのものについての感想は、他のサイト・ブログに譲りますが、ずっと行きたかった場所だけに感動しました。

海外での運転に慣れている人は、レンタカーをお勧めします。レンタカー代、有料道路、遺跡入場料、遺跡駐車場などの総コストを勘案しても、1人あたりのツアー代金よりは安くなるし、移動の自由度が増す。そして、地元集落の雰囲気を肌で感じたりできるのもメリットだと思います。

最後に、車を返しに行った時には、店主は店におらず、別の場所でシエスタ(昼寝)をしていました。

参考:メキシコでの運転免許証