washu

washu
washu

2014年11月8日土曜日

村上春樹さん「壁の無い世界」

ドイツ紙ウェルトの「ウェルト文学賞」授賞式にて、受賞者の作家村上春樹さんが記念講演した。

講演の中でのフレーズ。

“We can see (a world without walls) with our own eyes, we can even touch it with our own hands if we try hard"

このフレーズをニュースで拝見した時に色々なことを思いました。

「壁の無い世界」

まず、

世界に対してこうしたメッセージを発信出来る日本人がいるということを誇りに思った。センシティブな内容だけになかなか出来ないこと。

留学をしていると色んな国の人と知り合うけど、普段接している友人関係では全く壁なんか感じない。でも、国単位、宗教単位となると色んな壁が発生している。

先日地下鉄の駅で出会ったフランス人の人に、「トトロって良い映画だな」と言われた事を思い出した。その時、人間が他の国の文化に触れたりするのは、直接的であればあるほど価値を共有しやすいんだと思った。政治の言葉とか経済の数字で語られたものよりも、映画や小説、生身の人間関係のなかで感じたものの方が理解を生みやすい。

直接的な情報と間接的な情報。

何かをクリエイトして、直接的に価値を共有出来る仕事、作家って素晴らしい仕事。

記事リンク
リンク1
リンク2