ドイツ紙ウェルトの「ウェルト文学賞」授賞式にて、受賞者の作家村上春樹さんが記念講演した。
講演の中でのフレーズ。
“We can see (a world without walls) with our own eyes, we can even touch it with our own hands if we try hard"
このフレーズをニュースで拝見した時に色々なことを思いました。
「壁の無い世界」
まず、
世界に対してこうしたメッセージを発信出来る日本人がいるということを誇りに思った。センシティブな内容だけになかなか出来ないこと。
留学をしていると色んな国の人と知り合うけど、普段接している友人関係では全く壁なんか感じない。でも、国単位、宗教単位となると色んな壁が発生している。
先日地下鉄の駅で出会ったフランス人の人に、「トトロって良い映画だな」と言われた事を思い出した。その時、人間が他の国の文化に触れたりするのは、直接的であればあるほど価値を共有しやすいんだと思った。政治の言葉とか経済の数字で語られたものよりも、映画や小説、生身の人間関係のなかで感じたものの方が理解を生みやすい。
直接的な情報と間接的な情報。
何かをクリエイトして、直接的に価値を共有出来る仕事、作家って素晴らしい仕事。
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