- 毎授業ケースディスカッション有り
- ケーステーマ:金融、小売り、菓子、ヘルスケア、ホテル、トイレタリー等
- マーケティングシミュレーション(HBS: Web教材)
- マーケティングプラン作成(テーマ設定は自由)
- マーケット分析→セグメンテーション→ポジショニング→マーケティングMIXを通じて如何にProfitableな事業計画を策定するか?全てのケースを通じて反復的に演習。
さて、
国が変われば、メジャーな製品は違います。
授業で扱ったケースは、米国のメジャー製品に関するマーケティング戦略が主でしたので、しばしば、製品イメージが湧かず、ネットで調べたり、スーパーで実際その製品を買ったりしながら予習しました。また、製品のビジュアル的なイメージは、実際に見れば認識出来ますが、その製品が顧客の中でどんなイメージを持たれているのか等、目に見えない部分については、実際にクラスメイトに聞いてみたりしながらイメージを膨らませました。海外の人が日本の製品に触れたらたぶん同じ思い(いや、もっとギャップがあるでしょう)を抱くんだと思います。今、盛んにクールジャパン戦略ということで日本の製品を海外に広めていくという活動を目にしますが、価値観の異なるマーケットでポジションを拡大していくには、製品の良さだけをアピールして訴求するのでは不十分だと思います。当たり前ですが、そのマーケットにおいて顧客が何に価値を感じるのかを踏まえたマーケティング活動が必要だと再認識しました。
国が変われば、買い手も違います。
そして、買い手が違えば価値観も異なります。具体例ですが、Pillsburyというインスタントクッキー(レンジでチン!)のメーカーがあります(http://www.pillsbury.com)。彼らは、米国においては『インスタント=手軽さ』にフォーカスしたCMを打っています(アメリカの女性は料理しないらしいですので)。一方で、カナダのCMでは、『クッキー=家族のあったかさ』にフォーカスしています。クラスメイト曰く、クッキーと言えば小さい頃にお母さんやおばあさんが手作りで焼いてくれたものだとのこと(ああ、確かにステラおばさんの手作りクッキー)。カナダ人にはそういった要素に訴える方が受けがいいのだとか。。。全く同じ製品(味も形も)を違う見せ方をする。なぜなら、買い手である顧客の価値観が異なるから。こういった国を跨いだマーケティングはハードルも上がりますが、どうやって魅せるか?についてはとても興味深いなと思いました。
次回はオペレーションのクラスです。