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2015年1月19日月曜日

セントルイスこどもの公園事情

この週末は、だいぶあったかくなって日中は摂氏ベースで10度を超える日が続きました。

つい2週間前は、マイナス10度以下だったことを考えると、かなり激しい変化です。

暖かくなると、子供たちは外で遊びます。

セントルイスは、公園の質が非常に高いと思います。質というのは、清潔、安全という観点です。

地面は柔らかい加工が施されていて、小さい子供が転んでも痛くなく、他のグラウンドなどとも柵で仕切られているので、ボールとかが飛んでこなくて安全です。清掃も行き届いているというか、利用者のマナーがいいと思います。

NYなどの大都会の公園は、どうも清潔という点でクエッションマークでした。いっぱい人がいる所だといろんな人がいて、維持するのが大変なんでしょうかね。。。

セントルイスのいい感じの公園はこんな感じです。



以下に主な公園を列挙します。これはほんの一例です。GooglemapでPlaygroundと検索すると結構出てきます。

  • Shaw Park (27 South Brentwood Boulevard Clayton, MO 63105)
  • Tilles Park (9551 Litzsinger Road St. Louis, MO 63124)
  • Oak Knoll Park (South Big Bend Boulevard Clayton, MO 63105)
  • Deer Creek Park (3200 Laclede Station Road, St. Louis, MO 63143)
  • Botanical Garden Children's Garden

2015年1月13日火曜日

このブログのこれまでとこれから

いつもブログを読んで下さりありがとうございます。

ワシントン大学オーリンビジネススクールに入学と同時にブログを書き始めて、早1年半が過ぎ、無事に2015年が迎えられました。

今日は、年頭というタイミング(先週、忙しくしていて少し遅れました)ですので、ブログの「これまで」と「これから」について一旦整理させていただきたいと思います。


  • これまで

まず、なぜこのブログを始めたのか?ということですが、さかのぼること、2年ほど前。ワシントン大学にキャンパスビジットをした時のこと。

ビジットする前に得ていた情報と、実際来た時の印象がかなり違う、いい意味で裏切られたという体験がきっかけです。

つまり、インターネットや日本での学校説明会で見聞きしたワシントン大学やセントルイスのイメージよりも、来てみたら結構よかったということです。

セントルイスについては、ネットに出ている情報量も少ないですし、日本での知名度も他の米国大都市に比べると低いので、どうしても入ってくる情報が限られます。

一方で、毎年一定数の方が、学業や仕事を通じてセントルイスに関わりや関心を持つという状況があり。。。

自分が感じた情報のギャップを埋めるという視点で何かお伝えすることが出来れば、今後セントルイスやワシントン大学に接点を持たれる方にとっても、お役に立てるのではないかと思ってこのブログを始めました。

そうはいっても、大学院生の立場からのレポートですので、どうしても限られた部分しかカバーできていないのですが、なるべく、広く浅く、セントルイスの生活のことやワシントン大学のことがお伝えできればなあと思って、やらせて頂いています。

個人的な意見ですが、ブログの意義は二つあると思っています。

一つ目は、ある特定の観点からのレポートであることです。

Wikipediaをイメージしてみてください。かなり情報が整理されていて概略をつかむには有効だと思います。

しかしながら、「実際のとこはどうなのよ?」という問いにはやや不足感があります。

この場合、やはりある程度、主観的で実体験に基づく情報に価値が出てきます。これがまず1点目。

二つ目は、ある程度整理された情報が載っていることです。

FacebookやTwitterをイメージしてみてください。

かなり主観的で実体験をありのまま掲載していますが、その瞬間の出来事や感想を吐露するに留まり、情報の一覧性や纏まりという点では不足感があります。

腰を据えて読む読者が想定されるブログにおいては、情報の一覧性が重要になってくると思います。

まとめると、ブログというのは、WikipediaとSNSの間を行く感じの媒体なのかなと。ある程度主観的で、ある程度情報が纏まっている。

そういったポリシーというか、ポジショニングでこれからもやっていきたいと思います。

アクセスの内訳についてですが、結構幅広いエリアからアクセスを頂いています。

米国、日本が中心ですが、フランスやドイツ、イギリスのヨーロッパ方面、シンガポール、香港、タイなどのアジア方面からもアクセスを頂いており、読んで頂いているようです。大変有難うございます。

特に、最近はビジネススクールの出願に合わせて、個別にお問い合わせも多く頂くようになり、少しはお役に立てているのかなと、皆様の声を直接聞くことで実感出来ている所であります。

感謝感謝です。


  • これから

早いもので、卒業まで残りわずか5ヶ月程となりました。

卒業するまでは、今まで通りこのブログを続けたいと思います。

ビジネススクールで何を吸収したか、セントルイスという街で何を感じたか、今まで通り、つらつらと書いていきたいと思います。

今まで受けた授業で、まだ書いてないものもあるので、その辺も出来るだけ載せていきたいと思います。

卒業後については、今の所、白紙です。

スパッとやめてしまうかもしれませんし、タイトルを変えて続けるかもしれません。

とりあえず、これからの5ヶ月間を、「今を生きる」って感じで、今年もがんばります。

引き続きご愛顧のほど宜しくお願い致します。

2015年1月8日木曜日

セントルイスのんびりできる場所事情

学校の図書館やコンピュータールームで勉強するのもいいけど、たまにはカフェとかでまったり勉強する時間も気分転換として必要かと。

ダウンタウンクレイトンもいいけど、おすすめはセントラルウエストエンド(CWE)。

CWEは、フォレストパークのすぐ東側に位置している(西側はワシントン大学)。

路面店のアパレルショップ、カフェ、スイーツ、レストラン、バーが軒を連ねている。そして、この辺りは、飲み会の場所としても使われる。

暖かい春や秋にはカフェのテラス席なんかが抜群です。

(でも、今は、もちろん冬。なんと、今日はマイナス15℃まで下がりました。)

実際、カフェはこんな感じ。





噴水の目の前にあるMaryland Plazaには、いくつかお店も入っています。

ジーンズのAGがいい感じ。

AGは、デニムの神様と称されるジーンズデザイナーAdriano Goldschmied(アドリアーノ・ゴールドシュミット)と、米国デニム業界を牽引するLA のジーンズメーカーKoos Manufacturing のYul Ku(ヨル・クー)により2000 年に設立されたブランド。

セントルイス生活事情(総論)では、衣料品はGalleria MallかWest Country Mall、もしくは、St. Louis Premium Outlet などのアウトレットで買えますよと書きました。

そして、セントルイスに来た当初は、セントルイスみたいな地方都市だと路面店ってあんまりないんじゃないかなと思っていました。が、少しはあるようですね。

シンプルなデザイン、履きやすいジーンズで人気がある様です。

日本でも人気あるみたいですね。

最後に、バーは、I tap がいい感じです。

こういうまったりスペースがあるのは貴重ですね。

2015年1月4日日曜日

続・オーリンの起業家教育

過去、オーリンの起業家教育という投稿で当校のアントレについて触れました。

最近、立て続けにこのテーマについて質問を頂いておりますので、もう少し丁寧に当校のアントレ概要について整理させて頂きます。

▪️中心教授と組織
Holekamp教授がアントレ科目の責任者となっており、Center of Experimental Learning(通称:CEL)という部署と連携してExperimental Learningの機会を提供しています。

▪️授業の体系
Introduction to Entrepreneurship(セメスター通期:4ヶ月)
アントレの授業の導入編として大変人気があります。Holekamp教授の講義、中西部起業家によるゲストスピーカーセッション(週一回)、学生による新規事業立案コンペ、の大きく3つから構成された授業です。全てのセッションが有機的に繋がっており、体系的に学べる科目です。

この授業を導入として、
・Venture Advising
・Hatchery
・Practicum, Taylor Community Consulting, International Practicum
・Olin Board Fellows
という発展科目に広がっていきます。
(注:必ずこの導入科目を取らなければならないというわけではありません)

▪️発展科目
Venture Advising
当校が提携するVCファームから投資先スタートアップ企業に対するコンサルティングのお題をもらって、学生のチームが現地に赴いてソリューションを提供するという形式の授業です。ロケーションは、ハンガリー、イスラエル、セントルイス。

Hatchery
学生がビジネスプランを考えて地元の起業家とともにそれを具現化していく形式。毎年Olin Cup(実際に資金調達が約束される)というコンペがありますが、その勝者はHatcheryから生まれているケースも多い。
ご参考:記事

Practicum, Taylor Community Consulting, International Practicum
CELという部署は、対外的な窓口となり、企業やNPO団体から半期毎にコンサルティングのお題を集めてきます。期初に発表されたお題に対して学生が申し込みをしてチームが組まれます(人気が集中するお題は選外になる可能性もあります)。お題のタイプは、ファイナンス、マーケティング、組織など多岐に渡ります。Practicumが企業向けで、TaylorはNPO団体という整理です。また、年に一回、春休みの期間を利用したInternational Practicumというものがあります。文字通り、Practicumの海外版で毎年欧州を中心に行われています。コンセプトはPracticumと同様です。

Olin Board Fellows
これは、地元企業及びNPO団体の社外取締役に就任してコンサルティングサービスを継続的に行うというものです。期間は1年です。他のPracticumが長くても4ヶ月程度というものですのでこのFellowプログラムはより長期かつ大きな責任のもとにアウトプットをしていく必要があるということで、なかなか骨が折れると聞いております。友人がNPO団体の社外取締役になっておりましたが、定例の取締役会議に加えて、他の役員からの特命の宿題をちょこちょこもらったりしていて大変そうでした。


よくベンチャーを育てる環境を語る際に、エコシステムという言葉が使われますが、オーリンの起業家教育についても、企業やNPO団体との連携を非常に密にした、学校と実社会が一体となって問題を解決していくというコンセプトの下、授業が構成されていると感じています。